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Voice-02 Koji Ito Manager of Shokibo

利用者さんの笑顔が見たい。

小規模統括責任者 伊藤紘二 [2000年入社]

仕事内容 広い視野で、介護の現場を見守る。
福祉系の短大卒業後、まどかの郷で13年勤務し、なごみの郷の開設とともにオープニングスタッフとして、なごみの郷に異動しました。今は小規模多機能型居宅介護の統括責任者をしています。小規模多機能型居宅介護とは、通い・宿泊・訪問の3つの介護サービスを組み合わせて利用できるもので、利用者の方やそのご家族にとって利用しやすい介護サービスの形だと思っています。さまざまな日常サービス業務をはじめ、責任者として利用者さんのご家族への契約内容の説明や、さまざまな情報提供、家庭における介護の相談への対応を行っています。 介護の仕事はチームワークがとても大切なので、スタッフに対しては、上司というより仲間の一員、チームの調整役だと思って接しています。これまでは、現場の1スタッフとして仕事をしていましたが、責任者となったことでこれまで見えていなかったことが見えるようになり、視野がかなり広くなりました。責任者としてのプレッシャーもありますが、そうしたことも含めて、自分自身がさらに成長できるチャンスだと捉えて、日々業務に励んでいます。
やりがい 自分を励ましてくれたたくさんの笑顔と言葉。
「目の前にいる利用者の方に笑っていただけるように」。ひたすらそれだけを考えてやってきました。だから、利用者さんが笑顔で過ごしてくれているのを見ると、この仕事やっていて良かったと感じますね。少し前の話ですが、デイサービスを利用されていた一人暮らしのおばあさんから「私の息子になれ」と言われたことがあって、自分のことを信頼してくれて、好いてくれているんだとすごく嬉しく、介護士として自信がついたことを今でも覚えています。
他にも、利用者さんから「あなたに会えて良かった」と声をかけてもらったり、スタッフから「伊藤さんがいると利用者さんが嬉しそう」と言ってもらえたり…。なごみの郷にいると、そうした嬉しいことがたくさんあります。それら一つひとつが自分の励みになり、今の自分があるんだと思います。もちろん大変なこともありますが、苦労がある分、利用者さんやご家族から感謝の言葉をもらうと、もっともっとがんばろうという気持ちになりますね。
まどかの郷となごみの郷 介護ノウハウが凝縮している「まどかの郷」。最新設備を揃える、最先端の「なごみの郷」。
これまで「まどかの郷」と「なごみの郷」の2つの施設で仕事をしてきましたが、それぞれの施設で特長が違います。「まどかの郷」は、介護保険制度ができる前に開設された、幸田町で一番歴史がある施設。これまでの伝統や経験から培われたノウハウがあり、どっしりと構えている雰囲気がありますね。介護を基本から学ぶにはとてもいい場所だと思います。 一方「なごみの郷」は、オープンして3年目というフレッシュな施設。最先端の設備を設置し、時代にあったサービスを提供しています。また、移乗介助や入浴介助での介護士の腰の負担を軽減するパワーアシストスーツの導入や記録書類のICT化など、スタッフの身体的負担の軽減や、働きやすい環境づくりを行っています。そして、スタッフも若く、元気でフレンドリーな雰囲気です。私は、もともと「まどかの郷」の勤務だったので、そこで学んだ介護のノウハウを「なごみの郷」のスタッフとも共有し、それぞれの施設の良いところを融合していきたいと思っています。
今後の目標 みんながひとつの家族のように過ごせる施設でありたい。
目の前にいる利用者さんは、自分の写し鏡だと思っています。自分が笑顔でいれば、利用者さんも笑顔でいてくれる。反対に、もし自分がイライラしていたら、きっと利用者さんも不機嫌になってしまうのではないかと思います。だから、自分も利用者さんも、みんなが笑顔で過ごせるよう、いろいろな工夫をしていきたいと思っています。 たとえば、施設内に足湯を作ったり、動物を飼ってアニマルセラピーを取り入れるなど、利用者さんがもっと心地よく過ごせる環境づくりをしたいですね。利用者さんとスタッフみんなが、ひとつの家族のように幸せに過ごせる施設が理想です。
また、毎日の生活のなかで少しでも刺激を感じてもらえるように、アミューズメントパークの要素を取り入れた施設づくりにも取り組んでみたいですね。そして、利用者の方だけでなく、ご家族の方や、まだ介護サービスを利用されていない地域の高齢者の方などにも気軽に施設に訪れていただいて、楽しく時間を過ごしていただけるようになれば、施設の存在価値がまた大きく拡がるのではないかと思います。いずれも話が大きすぎて、すぐに実現するのは難しいかもしれませんが、いろんな可能性を模索していきたいと考えています。

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