なごみの郷SDGs活動の一つとして親子パン教室を開催!パン教室から地域へ発信するSDGs活動とは?
なごみの郷では、SDGs活動の一つとして、親子で参加可能なパン教室を定期的に開催しております。
地域に向けたSDGs活動とパン教室。なかなか結び付かないものがありますが、そこには開かれた高齢者施設へ、ソーシャルアクティビストの育成という2つの大きな目的があります。
地域に開かれた高齢者施設へ
高齢者施設は、コロナ禍を経て、過去より一層“閉ざされた存在”になっていることを、なごみの郷は非常に課題に感じていました。なぜなら、なごみの郷に初めていらっしゃる方の中には、「家族が介護が必要になったんだけど、どうしたらいいかわからない」「介護サービスってどうやって使えばいいの?」というご相談をいただくことが多数あるからです。私たちは、地域に開かれた施設であることで、「困った時には、あそこがあるね」と思い出してもらえる存在でありたいと考えます。
また子供はもちろん、30~40代の子育て世代の方々の多くが、高齢者福祉施設に足を踏み入れたことがない、というお話を聞きます。和敬会、なごみの郷は、SDGsの目標11『住み続けられるまちづくりを』を地域の皆様と叶えるためにも、子供から若い世代の方々にも来ていただきやすい、知っていただける存在になりたい。そのきっかけの一つが、パン教室となることを目標としています。
地域の子供達こそ、未来につながるソーシャルアクティビスト!
もう一つは、ソーシャルアクティビスト(社会のための活動家)の育成です。私たち社会福祉法人は、もちろん地域貢献のために普段から存在していますが、私たちの存在だけでは地域を救うことはできない。地域の皆様の中にソーシャルアクティビストを育成させていただけないかと考えました。そこでパン教室では、パンを焼いている間の待ち時間に、SDGs講師の認定資格を持つなごみの郷スタッフによるSDGs講座を開催しています。子供にも楽しく学べる内容で、毎回1つの目標について学びます。
ご参加いただいた親御様からは、「家に帰って水の出しっぱなしを家族に注意してくれた」「電気のつけっぱなしを見つけたら率先して消してくれるようになった」とお子様の意識の変化を感じられたお声が多数。これこそSDGs活動の始まりです。小さな子供達こそ、未来の大切な活動家なのです。そんな子供たちを地域に1人でも増やせるよう、パン教室を通してソーシャルアクティビストの育成を行っています。
また、パン作りはまさに体験学習!子供たちにとって、食べ物の大切さを知る時間でもあります。
なごみの郷パン教室Instagram https://www.instagram.com/nagomi_breadbakingclass/